細菌人間

2004年11月28日 読書
筒井 康隆

脳に取りついて人間を自由に操る宇宙人と戦う表題作の他全5編を収録。うち4編が単行本初収録。1965年から66年に発表された少年向け小説-ジュブナイルの冒険SF傑作集。

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たしか小6の時に読んだ本です。
この本を読むまでは、小説ってつまんねぇ、やっぱ時代はマンガだろ
って思ってました。
それもそのはず。それまで読んだ本といえば、
大人が子どもに読書感想文を書かせたくなるような
お堅い、そしてつまらない本ばかりでしたからね。

しかし、何気なく居間に放置されていたこの本を読んでから
初めて小説の面白さを理解できた気がします。
そういう意味で記念すべき一作です。
冬目 景

大学卒業後、コンビニでバイトをする魚住。そんな彼の前に、ある日カラスを連れた少女・ハルが現れた…。「49%後ろ向きで、51%前向きで…」へそ曲がりだけれども正直な彼らの心は、舞い落ちる桜のようにゆらゆら揺れて…。

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かなり注目しているマンガ。

突然ですが、マンガって実に非現実的なストーリーが多いですよね。
例えば、主人公が若くて才能あふれるサッカー選手だったり。
デスノートを駆使して犯罪者を一掃しようと企んだり。
クリスマスの夜に想いが相手に伝わったり。

だからなんだっつーの。
そんなのおれらの日常生活になにも関係ないっつーの。
そんな簡単に“奇跡”が起きてたまるかっつーの。

いいかげんうんざりです。

だけど、この「イエスタデイをうたって」は違った。
劇的に何かが変わることはないけど、
それでも少しずつ変わっていく、
そんなモロ現実のようなストーリー展開。
ほんのりポジティブなところもグッジョブ!って感じでした。

これはオススメですね〜。
MIAさん、秘密ありますー。

受験っていやだなぁ。

どっかの政党のマニフェストにこう書いてないかな。

「受験の即時撤廃と、状況の早期改善に全力を

傾けることをここに誓う次第でありますっ!!」


書いてるわけないよなぁ。
ふかみんさん
なんか面白い文章ですね〜。
よろしくです。

重力ピエロ

2004年11月25日 読書
伊坂 幸太郎 新潮社 2003/04 ¥1,575

半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。

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独特のノリ。
中途半端なギャグ。
ところどころに見え隠れする筆者の趣味丸出しの格言。

こういうのちょっと苦手。
雰囲気が合わなかった。
困る。
とても困るよ重力ピエロ。

私はオススメしませんが、こういうのが好きな人はきっといるんだろうな。

すべてがFになる

2004年11月24日 読書
森 博嗣 講談社 1996/04 ¥924

14才で両親殺害の罪に問われ、孤島の研究施設に閉じ込もった天才工学博士、真賀田四季。教え子と共に島を訪れた助教授の犀川は、交信を断っていた博士の部屋から女の死体を発見する。

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ダメでした。
私の周りには何人もの森ファンがいるのですが、
ダメでした。

ある友人は
「言葉の使い方っていうか、なんか表現がいいよね〜」
と評していましたが
そ、そうなのか? て感じ。
がんばって読んだ割には、あまり満足感も得られず、
エンダの感性から最も遠くにある作品のひとつだと定義できます。
清水 義範 講談社 1991/09 ¥490

英語教科書でおなじみのジャックとベティが五十歳で再会したとき、いかなる会話が交されたか?珍無類の苦い爆笑、知的きわまるバカバカしさで全く新しい小説の楽しみを創りあげた奇才の粒ぞろいの短篇集。

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パスティーシュ小説ってやつですか。
けっこう好きです。
なんていうかこういう“笑い”にはやはり捨てがたいものがあります。

ただ、突き抜けるような面白さはないですんですね。
平凡だけど、くすっと笑える、みたいな
そういうったほのぼのとした世界です。

清水義範を読んだのは小学生〜中学生ぐらいのときっすかねぇ。
あの時ほど面白いと感じられないのは
きっと私が変わったからだろうな。

さっきから脳内ブックレビュー担当委員会第一級ジャッジの方々が
「だからギリギリで判定勝利なんだってっ! 
オススメ基準クリアしてるってっ!!」
としきりに主張して、いい加減うざいなって感じなので
とりあえずオススメということにしときます(なんのこっちゃ)。
玄田有史 曲沼 美恵 幻冬舎 2004/07 ¥1,575

2000年に17万人、2003年に40万人、今年はさらに……。働くことにも学ぶことにも踏み出せないニートが急増している。少子化が進むなか、日本経済にも根深い影響を与えはじめた「ニート」。

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どうも。リアルニートのエンダです。

Not in
Education,
Employment,or
Training
それが、NEETです。

要するに学校行かないわ働かないわ職業訓練もしないわで
何だこいつはっ! それでも人間かっ!?
親が許してもおじさんは絶対に許さないからなっっ!!!
と一昔前なら、しっぽり怒鳴られてしまうような存在のことです。

いや〜自分で言うのもなんですが、ニートってほんとダメ人間ですよね。
もうダメダメ。
あまりにダメすぎて
自分が今、生きているのか死んでいるのかすら判然としませんよ。
ていうか、どちらかといえば死んでますよ(気分的に)。ハハ。
あ〜あ、もうめんどいから明日ぐらいに一発逝っとくかぁ。

・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・いや、嘘です。冗談ですってば。
いくらなんでもそんなにダメな人になった覚えはないです。
今の私は断じてニートではありません。

でも、でもですよ。
私はこういう
「働きたくないし勉強もしたくないし要するに何もする気がない」
というダメな気持ちにすごい共感できるのです。

私には部活(つまりディベート)という素晴らしい体験があったので、
ある程度の充実感をもって生きることができ、
おかげで、ニートになることをかろうじて防げました。
しかし、この体験がなかったら私は確実にニートになっていたでしょうね。
ええ。間違いないです。
だってやってられませんからね。こんな腐った環境じゃあ。

そんなニートなりかけのエンダから言わしてもらえば、
この本に書かれていることは非常に現実味があると思います。
本当に「誰もがニートになる可能性がある」と思う。
さらに、本書ではニートの予防策を提示したりしていて、
現状分析のみならず、その打開策にまでふれる著者たちには
乾杯しかできません。
オススメ。

育つ雑草

2004年11月21日 音楽
鬼束ちひろ

2004/10/27 ¥1,260
1.育つ雑草
2.Rainman
3.育つ雑草(backing track)

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「気分は野良犬。私は今死んでいる。」

かつてないほど自己消耗的な歌詞。

インタビューで「私が作りたいのは人を圧倒する音楽」と語った
鬼束ちひろは、そういうある種の“理想”を持っていて、
その“理想”どおりにいかない現実の自分を
“死んでいる”と評しているんだと思う。
そこにある現実に妥協すれば楽になれるのに
かたくなにそれを拒否する。

確かに、ひたすら“理想”を貫こうとするその生き方はすごい。
だけど、同時に本人にとってはかなりつらいことだと思う。
勝手に推測するけど、そういった無理がたたって
年内休業とかいう事態になってるんじゃないかな。
曲もちょっとイマイチだったし。

私は鬼束ちひろに自分を否定してほしくない。
“今”でも充分にすばらしいから。
“理想”を追求することには大いに賛成だけど
そのために自分を消耗する必要はない。

なんていうのはファンの身勝手なたわ言かな。

【要約】
前の方が良かった・・・・・
京極 夏彦 講談社 1998/09 ¥840

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。

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いままで京極夏彦は敬遠していました。
だっておかしいよ。
ありえないよ。
この長さ。
“本”というよりは“箱”に近い、それを
高校の友人のオススメにより、しぶしぶ読み始めたのがつい最近のことです。

しかし・・・・・!
おもしろいっ!

いや〜いい味だしてますね〜。
なんていうか、あの小林泰三から毒が抜けて、
理系から文系に路線変更したような感じ(いや、分からんよ)。
作者の民俗学を中心としたこれでもかっていうぐらいの知識には感服します。
そして何より、いろんな要素を組み合わせて、自然に違和感なく
ぶっ飛んだ結論にもっていくその論理構造は最高ですねっ!
こういうのホント大好き。

しかも京極夏彦ってけっこう売れてるらしいじゃないですか。
マイノリティーがデフォルト設定されているエンダですが
ここにてついにマジョリティーとの接点ができました。
「僕は一人じゃない」
そんな下らない二流ドラマの決め台詞の一つや二つ吐きたくなりますよ!
ええ。何を言っているか自分でもよく分かりませんが
とりあえずオススメだということを理解してください。

傭兵ピエール

2004年11月19日 読書
佐藤 賢一 集英社 1999/02 ¥740

十五世紀、百年戦争下のフランス。王家の威信は失墜、世には混沌と暴力が充ち、人々は恐怖と絶望の淵に沈んでいた。そんな戦乱の時代の申し子、傭兵隊を率いる無頼漢ピエールは、略奪の途上で不思議な少女に出会い、心奪われる。その名は―ジャンヌ・ダルク。

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私はお気に入りの作家をひとたび見つけると
その作家の作品をひたすら読みまくるという
やや偏った読書スタイルを持っています。

しかし今、限界がついに来てしまったようですね。
気がつけば、1度読んだ本を何回も読み返している自分がいました。

「これはいけない。末期症状が出ている。すぐにでも新規開拓事業にとりかかるべきだよ。」

レビュアーの本能がそう告げていた(ような気がする)。

そして私は未踏のジャンルへと踏み入れました。

歴史小説。しかも、西洋もの。

・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・いや、普通にいいです。
エンダは高校で世界史を習っていることもあってか、
ヨーロッパ中世の生活環境・価値観のくだりはかなり面白い。

当たり前のことなんですが、人間がどうあるかなんていうのは、
その人が置かれている状況にすごい影響されるんですね。

そういうことをまるで考えないで、
中世は、殺人・強盗・強姦・魔女狩りが蔓延したひどい時代だ、
こんなことをする昔の人って野蛮、
みたいによく言われるじゃないですか。
だけど、こんなの、当時の状況を考えれば別に普通のことなんですね。

そういうことがシンプルに分かる本です。

そして、ストーリー自体もなかなか面白い。
人間の描写も生き生きとしてるし、
「やりたいことをやる。それができないとダメになる」
という傭兵たちの生き様は素敵でした。

この本はけっこう一般の方にも受けそう。
オススメ。
小林 泰三 角川書店 2004/08/31 ¥1,680
吸血鬼最強と怖れられたヨブ。少女・ミカとの約束で自らに血を吸うことを禁じた吸血鬼―。娘と妻の復讐のため、吸血鬼を退治する組織「コンソーシアム」に入った人間・ランドルフ―。吸血鬼を食べ、己の肉体に吸血鬼の臓器を収め、さらに強力なものへ変身する、追跡者・J―

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あの「AΩ」でハードSFの真骨頂を見せてくれた小林泰三の最新作。
今回でもその科学的考証は健在なのか?
かなりの期待を込めてこの本を読み始めました。

・・・・・。
・・・・・。
・・・いや、ちょ、ちょっと待って。
えー、これは、ねぇ、なんていうか、その、
こんなことを言うのはあれなんですが、すっごい期待はずれ。
「AΩ」の印象が強すぎるせいかもしれませんが、
全体的に薄い内容になっています。

小林泰三の売りは何といっても物語の論理的構成にあると思います。
科学的に認められているネタをうまく組み合わせて、
トンデモ的な結論に導くその手法はまさに圧巻。
一方で、人間の描写がだめなんですね〜。
どのキャラも淡々としていて魅力はほとんどありません。

しかしこの「ネフィリム」では、そんな魅力のないキャラのために、
みんなが必死になって動くんですよ。
これには読者は納得しかねます。
展開的にすごい無理があると思います。

科学的考証の方も「AΩ」に比べればずいぶん手抜きだし
とてもじゃないですがオススメできません。
ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。

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今回はリアルタイムレビューでいきます。

最初、わけの分からない不穏な映像が続く。
見ていると不安になる。
こんなものをしょっぱなから持ってくるなんて、
只者じゃない雰囲気が伝わってくる。

序盤はたんたんと流れる。
すると、突然、役者が音楽にあわせ踊りだす。
あぁ、ミュージカルだったんだ。やっと気づく。

この映画、音楽がいいよなぁ。
曲自体もいいし、主人公セルマの声もいい。
後で分かったけど、セルマ役の人はビョークというアーティストらしい。
初めて、サントラを買いたいと思った。

その音楽のよさのせいだろうか、
ダンスの部分では、ちょっと鳥肌が立った。
映画で鳥肌が立つほどの衝撃を受けたことは、これまでない。

そしてストーリーは
セルマの愚直なまでの純真さのおかげで
どんどん悪い方向へ。

その辺によくある、大衆的な「奇跡」が起こり、
今回も一発逆転で、セルマは最後には助かり、
ハッピーエンド、めでたし、めでたし。
というふうになるのかと思いきや、
起きなかったです。「奇跡」は。
救いようのない「現実」だけがそこにありました。

そしてラスト。
死刑台に立たされるセルマの壮絶な演技。
本当に「死」を予感させるものすごい演技でした。
普段は滅多に泣かないエンダですが、
このときばかりは泣きました。
それも、涙がつーっと頬を伝うみたいな生易しいものじゃない。
自分の意思で涙を止められない、
まるで子どもみたいに、嗚咽し、鼻水も垂らし、
泣いた。

映画史上、最高の映画。
エンダは今まで、小説が最高の表現方法だと豪語してましたが、
違う。
小説でこんなに泣いたことはない。

これからはもっと映画を観て生きよう。

インストール

2004年11月16日 読書
綿矢 りさ 河出書房新社 2001/11 ¥1,050

女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け。押入れのコンピューターからふたりが覗いた"オトナの世界"とは!?最年少・17歳、第38回文芸賞受賞作。

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芥川賞をとった「蹴りたい背中」に比べれば
まだまだ未熟らしいよ。
そう高校の友人が言っていたが、
まさにその通りです。

はっきり言って甘い。
表現とか。分析の突っ込み具合とか。
綿矢りさの作品には強いメッセージ性がなく、
その点での感動はまったく見込めません。
残るは、「蹴りたい背中」でエンダをうならせた
あの「描写」しかないのですが、
頼みの綱がこれじゃあ、ねぇ。
あまり冴えてないです。

全体として、それなりの面白さしか保障できないですね〜。
オススメはできません。

蹴りたい背中

2004年11月15日 読書
綿矢 りさ 河出書房新社 2003/08/26 ¥1,050
『インストール』で文藝賞を受賞した綿矢りさの受賞後第1作となる『蹴りたい背中』は、前作同様、思春期の女の子が日常の中で感受する「世界」への違和感を、主人公の内面に沿った一人称の視点で描き出した高校生小説である。長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとする…

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綿矢りさがこの作品で史上最年少の芥川賞を受賞したとき、
同時受賞の人が金原ひとみで、
若くてきれいな女性が権威ある文学賞を受賞!!
というふうに、作品自体よりも話題性だけが一人歩きしてて
「なんだかな」という感じでした。
筒井康隆が「文壇をモーニング娘。にしてどうする!?」
と喝を入れてましたかが、いや〜まさにその通りだよ。

ところが、ところがですよ。
この「蹴りたい背中」はそんな懸念を一掃してくれる
傑作だったんですよっ!

作品の大半は「学校」での日常に費やされています。
その描写が痛いほど正確でして、
綿矢りさの観察力と表現力には脱帽しました。
これほど正確に、高校生にとっての「学校」という空間を
表現できた作家は綿矢りさただ一人だけですね。

どんな学園ドラマでも決して語られることのない、
高校生の大半が(意識的にしろ無意識的にしろ)感じている
「学校」の真実の姿がここにあります。
現役の高校生2年生が言っているから間違いありません。

とにかく、この描写がすごい。
「よく言ってくれた」と手放しで賞賛したい。
あまりに正確すぎるんで、爽快感すら覚えました。

結局何が言いたいのか分からない、とレビューする方もいますが、
別に何かを主張したいわけではないと思います。
この小説の売りは、描写です。
本当に精度の高い描写は、それだけで十分、小説を成立させえます。
こういうのはエンダにとっても初体験でして、とても新鮮でした。

10代の人には激しくオススメ。
昨日の土曜日は、ディベートができて非常にいい日だった。

体力的に疲れていたせいか、その日は9時にはもう寝てしまった。

そのまま17時間ほど寝てしまった。

起きたのは今日の午後2時だ。

何をやっているんだ、俺は。
今日は、エンダが16年前にこの世に生を受けて以来、これまで出合った
最高の小説家たちを紹介します。

あらためて思うんですが、本当にすごい小説って
それに出会ったことを神に感謝したくなるような
強い力を持っているんですね。
まさに奇跡。
生きててよかったって感じ。
ホント、彼ら(彼女ら)の作品があるおかげで
今のエンダがあるようなもんです。

1.村上龍 「5分後の世界」
2.小林泰三 「AΩ」
3.梅原克文 「二重螺旋の悪魔」
4.森絵都 「カラフル」
5.田口ランディ 「アンテナ」
6.鈴木光司 「リング」「らせん」「ループ」(3部作)
7.貴志祐介 「クリムゾンの迷宮」
8.筒井康隆 「夢の検閲官」(「夜のコント・冬のコント」に収録)
9.シドニィ・シェルダン 「ゲームの達人」
10.ダニエル・キイス 「アルジャーノンに花束を」


(中略)


最下層.片山恭一 「世界の中心で、愛を叫ぶ」

上位10位の作品は、マジでキング・オブ・珠玉です。
とくに1位の村上龍は別格。すごすぎる。
彼の作品で一番いいのは、村上龍自身も最高傑作と評した、
この「5分後の世界」。
ヤヴァい。
「心に残った」なんて生易しいものじゃありません。
「人生が変わる」ほどの衝撃と感動を受けました。
「救われた」と言ってもいい。
とにかく、エンダの中でこれを超える作品はありません。
是非、読んでください。
ハイ、というわけで今日は秘密のみです。
今日はエンダ率いるディベート部みずからが主催する大会。

いろいろとトラぶったけど、全体的に見て成功したと思う。

何といっても試合内容が良かった。

中学生、ちゃんと成長してるなぁ〜。

うれしい限り。

この大会を最後に、エンダたち高校生は活動を中断するけど、

あいつらにはまだまだ先を目指して努力してほしい。

いい一日だった。
理想主義よりも、現実主義のほうが

ネガティヴであるよりも、ポジティブであるほうが

明日のために努力して生きるよりも、今を楽しんで生きるほうが

人生において強くなれるんじゃないか?

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