私は、文芸作品(小説・漫画など)を大まかに二つに分けています。

ひとつは、エンタテイメント。
その名の通り、娯楽作品のことです。
とにかく読んでいて面白かったり、笑えたり、楽しかったりすれば、
それはエンタテイメントなのです。

もうひとつは、文学。
以前、私は文学の定義を「読んでいて元気になるもの」と定義しましたが、
厳密に言うと、違います。
読んでいて元気になるのなら、別にエンタテイメントでもかまいません。
例えば、最高に笑えるギャグマンガを読んでいたら
自然と、嫌なことなんか忘れて、元気になれるでしょう。

しかし、エンタテイメントは表層的な
誰にでも分かるような類の感動・面白さしか
カバーできないのです。

一方、文学とはエンタテイメントより深く、
時には、マジョリティーの価値観と対立しながら、
独自のアプローチで
読者に感動や面白さを伝える作品のことなのです。

ちなみに現時点(2004年9月28日)における
両者の最高峰は以下の通り

エンタテイメント・・・梅原克文「二重螺旋の悪魔」

文学・・・・・・・・・村上龍「5分後の世界」

この二つの作品はヤヴァい。
筆舌に尽くしがたい面白さがあり、
とても今の私のレベルではレビューできませんが、
いつか、熱く語りたいと思います。

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