梅原 克文 角川書店 2002/11 ¥860

若き考古学者・葦原志津夫は、前代未聞の土偶を発見したとの報を受け、茨城県の石上遺跡へと向かった。しかし、現場には無惨な焼死体が転がっており、情報提供者とも連絡が取れなくなってしまう。彼は十年前に行方不明になった志津夫の父に関する情報も手に入れていたようだった。・・・

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みなさんは人間の三大欲求を超える快楽を
読書で味わったことがありますか?

食事も睡眠もエッチも要らない。
今はただこの本を読んでいたい。
そんな経験をしたことがありますか?

私はあります。

本書「カムナビ」はそんな快楽を読者に提供する
究極のエンタテイメントです。

ヤヴァいとか言ってる場合じゃないです。
もうホント面白すぎて言葉が出ない。

荒唐無稽なSFなんですが、
科学的根拠がしっかりしているので
十分にありえる話として楽しめてしまう。

そのリアリティーたるや半端ではなく
自分たちが今まで信じてきた常識の方を疑いたくなるぐらいです。
コペルニクス的衝撃とでもいいましょうか。
もうとにかくヤヴァい! 感動しちゃいます。

また、抜群に読みやすい文体なので
作品の長さがほとんど苦になりません。
むしろ、少しでも長くこの快楽に浸っていたいと
読み終わるのがもったいないくらいですね。

やはりエンタテイメントをやるんなら
このくらいのレベルじゃないとダメです。

激しくオススメします。

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