カラフル

2004年9月22日 読書
森 絵都 理論社 1998/07 ¥1,575

死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」。そうして、ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」というのだそうだ)前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった。

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死にたいと思っている人をどうやったら救うことができるでしょう?

世の中には、それに対する様々な答えがあります。

例えば、
「やればできる。」とか
「生きろ。生きてりゃそのうちいいことあるさ。」とか。
「あなたが死ぬと悲しくなる。」とか。
「神はあなたと共にある。」とか。

でも、そんな言葉を信じることができないくらい
深い絶望を抱えている人には
一体何ができるでしょう?

夢も希望もなく、お金も若さも才能もない。
生きていてもどうしようもないので
明日にでも死のうかなぁ、と考えている人に
一体が何ができるでしょう?

私は何もできません。

ただ、全てを終わらしてしまう前に
この本を読んでほしいと思う。
こういう考え方もある、ということを知ってほしい。

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