ISBN:4101171017 文庫 筒井 康隆 新潮社 1975/02 ¥460
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今回は筒井康隆の初期の作品からです。
この「家族八景」には「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」
と2つの続編がありまして、全作品を通して七瀬が主人公であることから、
俗に七瀬シリーズとか呼ばれてるようです。
これは素で面白いと思います。
30年ぐらい前の小説が今読んでも面白い。
これはすごいことです。
主人公の七瀬は人の心が読める超能力者という
古典的SF的な設定ですが、
登場人物たちの心理描写が実にうまい。
人間のいい所だけじゃなくて汚い部分もちゃんと描かれており
すみずみにして納得のいく話だと思います。
今でこそ文学的実験にいそしんでいる筒井康隆ですが、
このころは単純におもしろい小説を書くSF作家だったんだなぁ
と実感。
だって、「虚人たち」とか最初の方だけ読んでみたけど、
分けわかんなすぎ・・・・
情けないけど、まだ全部読んでません。
果たして完読する日は来るのだろうか。
うーん。レビュアーにあるまじき行為ですな。
それはそうとして、この七瀬シリーズは是非読んでみてください。
どの本を読んでも、前作を読んでないと話についていけないということはなく、
さらに言えば、作品同士のつながりが極端に薄く、
「ねぇ、これって登場人物同じだけじゃない?」
と誰かに尋ねたくなるほどのものです。
オススメしてるんだか貶してるんだかよく分からなくなりましたが、
そんなことはありません。ええ。
誓って申し上げますが、七瀬シリーズはオススメ以外の何者でもありません。
私的には「七瀬ふたたび」が一番よかったです。
「七瀬ふたたび」の方は、「NANASE」というタイトルで漫画化もされてます。
読んでみましたが、原作が面白いだけあって、普通に面白かったです。
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今回は筒井康隆の初期の作品からです。
この「家族八景」には「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」
と2つの続編がありまして、全作品を通して七瀬が主人公であることから、
俗に七瀬シリーズとか呼ばれてるようです。
これは素で面白いと思います。
30年ぐらい前の小説が今読んでも面白い。
これはすごいことです。
主人公の七瀬は人の心が読める超能力者という
古典的SF的な設定ですが、
登場人物たちの心理描写が実にうまい。
人間のいい所だけじゃなくて汚い部分もちゃんと描かれており
すみずみにして納得のいく話だと思います。
今でこそ文学的実験にいそしんでいる筒井康隆ですが、
このころは単純におもしろい小説を書くSF作家だったんだなぁ
と実感。
だって、「虚人たち」とか最初の方だけ読んでみたけど、
分けわかんなすぎ・・・・
情けないけど、まだ全部読んでません。
果たして完読する日は来るのだろうか。
うーん。レビュアーにあるまじき行為ですな。
それはそうとして、この七瀬シリーズは是非読んでみてください。
どの本を読んでも、前作を読んでないと話についていけないということはなく、
さらに言えば、作品同士のつながりが極端に薄く、
「ねぇ、これって登場人物同じだけじゃない?」
と誰かに尋ねたくなるほどのものです。
オススメしてるんだか貶してるんだかよく分からなくなりましたが、
そんなことはありません。ええ。
誓って申し上げますが、七瀬シリーズはオススメ以外の何者でもありません。
私的には「七瀬ふたたび」が一番よかったです。
「七瀬ふたたび」の方は、「NANASE」というタイトルで漫画化もされてます。
読んでみましたが、原作が面白いだけあって、普通に面白かったです。
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