恋愛の格差

2005年1月1日 読書
村上 龍

“格差を伴う多様化”が進む現在の日本で、恋愛はどう変化しているのか?いい男・女とはどんな人間なのか?不幸な恋愛を回避するためには知らなければならない事実がある。恋愛エッセイ。

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みなさん、あけましておめでとう。
今年もよろしく。

・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・まぁアレだよね。
なんていうか、こう“よろしく”って言われても
何をよろしくするのかよく分からないよね。
直接本人を知ることのできないこういうネットの中の環境で
いきなり“よろしく”って言われてもなぁ。
「いや、別に・・・・」て感じだよな。

そういうわけで自分なりの“よろしく”を追求してみたら
鋭い視点で社会を風刺したり、日常生活を面白おかしく綴ったり、
読むものに感動を与える素晴らしい詩を公開したり
とかそんなこと全然できるはずもなく、
やっぱり、エンダにはこれしかありませんでした。
そう、ブックレビューです。
というわけで今年もこれを通して“よろしく”やっていくつもりです。
よろしく!

それで肝心の内容なんだけど、
恋愛エッセイというジャンル分けがされているにもかかわらず、
直接恋愛に関係のない経済や文学の話が盛りだくさんで
村上龍の持ち味がちゃんと出ているいい本でした。
好きな人にはたまらないと思います。

特に印象に残ったのが
「他人が結婚するのをみて素直に『おめでとう』と思えなくなってきた。個人の幸福が、即結婚という形に結びついていた時代はとっくの昔に終わっている。しかし誕生日に『おめでとう』と言うのはいい。それはその人が1年間をサバイバルしてきた証拠だからだ。」
という内容の文章。

まさにそうだよなって思った。

というわけで、
この1年間を生き延びてこのレビューを見ている人たちへ一言。
おめでとう。

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