博士の愛した数式

2004年12月27日 読書
小川 洋子

1990年の芥川賞受賞以来、1作ごとに確実に、その独自の世界観を築き上げてきた小川洋子。事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた本書は、そのひとつの到達点ともいえる作品である。

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よかった。

「感動の超大作!」とか「泣けます!」とかのたまっている作品の
95%までは、単なる表面や雰囲気だけをそれっぽく取り繕った
中身スカスカ作者の才能もスカスカの駄作でしかないと思う。
しかし、この本は残りの5%に入る傑作だった。

客観的に見れば全然ハッピーエンドじゃないのに
これ以上ないというほどハッピーな気分になれるラストだった。
おすすめ。

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